ジョージア

【ジョージア】トビリシ&バトゥミでノマドしてみた感想【2022年情報】

【ジョージア】トビリシ&バトゥミでノマドしてみた感想【2022年情報】
ノマド聖地と言われるジョージアに興味があります。

ノマド環境
街の様子・治安
物価・住みやすさ

などを知りたいです。

私は半年ほど、ジョージアのトビリシとバトゥミでノマド生活をしています。

そこで今回、ノマドの聖地と言われるジョージアの街の雰囲気・ノマド環境・人・物価・食べ物など、実体験から思ったことを赤裸々にお話しようと思います。

「ジョージアでノマドってどうなの?」と思っている人はぜひご覧ください。

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ジョージアでノマドしてみた感想

半年間ジョージアでノマド生活をしてみた私の感想は以下のとおり。

筆者が感じたジョージアの印象

  • ノマドできるカフェは少ない
  • 物価は全然安くない
  • Wifi・交通機関は激安
  • 治安が悪いと感じたことは特にない
  • 街は綺麗ではない
  • ジョージア人は怒りやすい
  • ジョージア料理は好き嫌いがわかれる
  • 宿泊先の確保が困難

実際に住んでみると、ネットで流れる情報と現地の様子は結構違うな…という印象を受けました。

ちなみに、私はバトゥミが好きです。

もしジョージアに来るなら、トビリシだけではなく、バトゥミまで足を運んでみてください。

≫【トビリシ発バトゥミの行き方】列車をネット予約する方法をスクショ付きで解説
※トビリシから片道5時間、1等級席61ラリで行けます。

①:ノマドできるカフェが少ない

ノマドの聖地と言われるジョージアですが、ノマドできるカフェは少ないかも。

例えば、京都の中心部(四条)に行くと、徒歩5分圏内に5~6軒のスタバがあるし、その他にも数えきれないほどのカフェがあります。

ノマドできるカフェの数で比較すれば、日本の方がノマドに適した環境ではないでしょうか。

ちなみに、お隣のトルコ(イスタンブール)の方がノマドできるカフェは圧倒的に多いです。

特にイスタンブールのアジア側にあるカドキョイという街には、カフェ密集エリアがいくつも存在し、たくさんのノマドワーカーが集まっています。

ぶっちゃけ、ノマドするならイスタンブールの方がおすすめかも。

②:物価は全然安くない

2022年7月時点において、ジョージアの物価は全然安くありません。

そもそもジョージアで日本と比較して安く購入できるものはビール・ワイン・果物くらい。その他は日本と同じくらい、もしくはやや高め。

例えば、卵・牛乳・チーズなどの乳製品は日本よりも高いし、シャンプーやボディーソープなどの生活必需品も日本よりも高いと思います。

というより、日本が安いだけ?

日本と同じような生活をしようとするとトータルの生活コストは日本よりも高くなるので物価には期待しない方が良いでしょう。

③:Wifi・交通機関は激安

空港・市内で購入できるSIMカードを購入すれば、安くて高速なWifiを利用することができます。

基本的にホテル・カフェのWifiが使えるので、SIMカードで利用する通信料は月5GBあれば十分。5GBは12ラリ(=540円)で購入できます。
※1ラリ=45円の場合

また、ジョージアの交通機関は激安です。

トビリシは1ラリでバス・地下鉄が90分間乗り放題。Boltタクシーは1km1~2ラリで乗車することができます。

さらに、バトゥミのバスは0.3ラリで乗車可能。ただし、バトゥミのバスはメトロカードかジョージアの銀行カードが必要になります。

ジョージアの交通機関に慣れてしまうと、他の国の交通機関料金が激高に感じてしまうので要注意です。

④:治安が良い

ジョージアの治安はすごく良いです。

実際にジョージアで生活していて、身の危険を感じることは一度もありません。

ただし、観光客を誘ってた詐欺にはご注意ください。

観光地で声をかけてくる人に飲みに行こうと誘われてもついて行っちゃダメ。たとえ美女に誘われても。。

ちなみに、トビリシ以上に治安が良いのがバトゥミです。

バトゥミは夜中12時すぎても海外沿いを散歩する人がたくさんいるほど平和な街です。ぼったくりバーなどの話も一切聞きません。

ただし、子供の物乞いにはご注意ください。

子供だからと油断していると、ポケットや鞄に手を突っ込んで堂々とスリをしてきますので。

⑤:街が綺麗ではない

「空気が汚い」「ゴミが多い」というのがジョージア(トビリシ)の第一印象。想像と全然違うぞ…と思ったのを覚えています。

ネットに上がってくるジョージアの写真は、インスタ映えしそうな綺麗な所を一部切り取っているだけだったんだなぁと。

ヨーロッパの街並みっぽいエリアはごく一部だけ。トビリシ市内を歩いていても、廃墟感が漂よう街並みのほうが多いです。。
※それはそれで味がある?とも言えなくもないけど。

しかし、数ヶ月もすればそんな街にも慣れてしまうので不思議。(笑)

というか、日本が綺麗すぎるだけかも。

⑥:ジョージア人は怒りやすい

ジョージア人は怒りやすいので怖い。。

バスの中で口喧嘩が始まったり、スーパーのレジ並んでいる時に店員とお客さんの口喧嘩が始まって警察が来る場面に遭遇したこともあります。

道端で殴り合いの喧嘩をするオジサンたちに遭遇したことも。

また、タクシーに乗った時にドアを勢いよく閉めちゃったことで、“ブチ切れられた”ことがあります。トラウマになるほどブチ切れられました。

なんでそんなに短気なの?って思うほど怒りやすいのがジョージア人。

とはいえ、ジョージアの女性は優しい人が多いかも。

スーパーやカフェなどの店員さんは基本的に不愛想ですが、顔を覚えられるようになると急にフレンドリーになることもあるので、そのギャップにやられちゃうこともしばしば。(笑)

⑦:ジョージア料理は好き嫌いがわかれる

ジョージア料理と言えば、ヒンカリです。

「ヒンカリ美味い!」って言う人がほとんどですが、私はイマイチでした。ヒンカリよりもシュウマイ・小籠包・肉まんの方が全然美味しいと思います。

次に有名なのが、ハチャプリです。

美味しくない訳ではないけど、一回食べれば十分かな。味が単調ですぐに飽きてしまいました。個人的にピザの方が好き。(笑)

ジョージア料理って味は素朴なのですが、塩っ気が強い感じがします。好きな人は好きかもしれませんね。私はイマイチっていうだけで。

ちなみに、ジョージアのケバブは好きです。

あと、シャワルマも。

シャワルマはMサイズで10~12ラリが相場。

美味しすぎて食べ過ぎ注意です。

⑧:宿泊先の確保が困難

2022年2月頃までは、airbnbで1ヵ月5万円あればホテル(個室・バストイレ付)・貸し切り宿を探すことができました。

でも、2022年7月現在、月5万円だとドミトリーホテルくらいしか見つけることができません。もしくは、郊外のボロ屋くらい?

例えば、2021年11月と12月の頃なら、airbnbを使って月額45,000円で以下の部屋を借りることができました。

冷蔵庫、シャワームール、トイレ、独立洗面台、ベッド3台付きの部屋(個室)と共有キッチンがあるホテル。キッチン設備は充実していて、洗濯機と乾燥機付き。2021年11月は、月額4,5000円で借りつことができました。

 

1人暮らしにはちょうどいい広さの貸し切りタイプの宿。リバティースクエアから徒歩3分の好立地にもかかわらず、月額45000円で借りることができました。

2022年7月現在、1枚目の部屋は月額25万円、2枚目の部屋は月額10万円に値上がりしています。

ちなみに、極端な例をピックアップしたわけではありませんよ。現在のジョージアの家賃はバグっているので要注意。

まじで値上がりし過ぎです。。

とはいえ、月10万円程度でならでwifi・光熱費込なら日本の家賃と変わらない?くらいなので許容範囲?という人もいるかもしれませんね。

でも、2022年7月時点において、“ジョージアの宿泊費は安くない”ということは知っておいた方が良いでしょう。

ジョージアでノマドするメリット

ジョージアは半年間ノマド生活してみて感じた「ジョージアでノマドするメリット」は以下のとおり。

  1. ビザなしで1年滞在できる
  2. お隣のトルコにすぐ行ける
  3. 外国人が多くて刺激的

1つずつ解説します。

①:ビザなしで1年滞在できる

日本人はパスポートさえあればジョージアに1年間滞在することができます。これはジョージアでノマドする最大のメリットだと思います。

ちなみに、ビザなしで1年間滞在できる国はジョージア以外にないのではないでしょうか。

ビザなしで長期滞在できる国

  • 3ヵ月:香港、マレーシア、トルコ、、ニュージーランド、シュンゲン協定加盟国など
  • 6ヵ月:イギリス、カナダ、メキシコなど
  • 1年:ジョージア

シュンゲン協定加盟国
アイスランド、イタリア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル、マルタ、ノルウェー、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、エストニア、スロバキア、スロベニア、チェコ、ハンガリー、ポーランド、ラトビア、リトアニア

ちなみに、ジョージアからお隣のアルメニアやトルコに出国して、再びジョージアに入国した場合、ビザの滞在期間はリセットされます(ビザランOK)。

②:お隣のトルコにすぐ行ける

ジョージアからお隣のトルコ(イスタンブール)まで飛行機で約2時間、片道10,000~15,000円ほどで行くことができます。

トルコには、イスタンブールやカッパドキアがありますね。

ちなみに、ノマドするならジョージアよりもイスタンブールのカドキョイがおすすめかも。

ジョージアよりも物価が安くてご飯が美味しい、さらにカドキョイにはノマドできるカフェがめちゃめちゃたくさんあります。

≫ イスタンブール(カドゥキョイ)のおすすめノマドカフェ12選※Wifiパスワードあり

ジョージアを拠点にトルコ、さらにトルコを経由してヨーロッパの国を転々とするのことができるのもジョージアのメリットだと思います。

③:外国人が多くて刺激的

ジョージアにはいろんな国の人がいます。そして、多くの外国人がジョージアに長期滞在しているため、いろんな国の人と交流する機会も多いでしょう。

地理の教科書でしか見たことない国の人と知り合う機会があるって、結構刺激的な体験です。

このような日本では経験できないことを毎日のように経験することができるもの、ジョージアでノマドするメリットだと思います。

ジョージアでノマドするデメリット

ジョージアは半年間ノマド生活してみて感じた「ジョージアでノマドするデメリット」は以下のとおり。

  1. 物価高・円安の影響がやばい
  2. 娯楽施設が少ない
  3. 食べ物に困る

1つずつ解説します。

①:物価高・円安の影響がやばい

2022年7月15日時点でのリラ円は47.12円。

3ヵ月ほど前は33.6円と比較すると1.4倍になっています。

日本のクレジットカードを使って日常の買い物を決済&キャッシングしている人にとっては、ジョージアでの生活コストが3ヵ月の間で1.4倍になったってことです。

さらに、ジョージア国内の物価も上昇しているため、体感的には1.5倍くらいかも。

例えば、Mサイズのシャワルマが10ラリから12ラリに値上がりしたのは驚愕でした。

現在の円安および物価上昇がいつまで続くかわからないので、生活コスト重視でジョージアでノマドしたいと思っている人は考え直した方が良いかもしれません。

②:娯楽施設が少ない

ジョージアって遊びに行く場所がほとんどありません。

首都のトビリシであっても、観光スポット以外に行くとこないし、山や湖くらいしか遊びにいくことがないかもしれません。

ぶっちゃけ、「1ヵ月で十分、すぐ飽きる…」という人も。

とはいえ、「娯楽=飲み」という人には居心地がいいかも。

③:食べ物に困る

私はジョージア料理が好きではないので、食べ物に困りました。

また、日本のように食材や調味料が豊富にある訳ではないので、自炊するにも限界があり、シャワルマばかり食べていた時期も。(笑)

あとは、果物ばかり食べています。

名前のわからない果物ですが、皮ごと食べられて激ウマです。ジョージアで一番ハマった食べ物かも。

ちなみに、長期滞在を見越して部屋を1年契約していれば、調理器具や調味料を揃えて、自炊できるバリエーションを増やすことで多少は改善できるかもしれません。

自炊が苦手は人は大変かもしれませんね。

まとめ:ジョージアは期待しているほど魅力的な国ではないかも

ジョージアに来る前は、

  • ヨーロッパ情緒が溢れる素敵な街並み
  • 食べ物が美味しくてみんなフレンドリー
  • ノマドできるお洒落カフェがいっぱい
  • 月5万円で生活できる
  • 友達にも移住をすすめたい

など思っていましたが、実際に住んでみると印象はガラッと変わります。

ぶっちゃけ、現在のジョージアは地理的なリスクや物価上昇&円安の影響もあるため、ノマドにおすすめできる国ではありません。

「じゃあ、なんでお前はジョージアにいるんだ?」ってことなんですが、なんだかんだでジョージアが好きだから。(笑)

正直、嫌な所はたくさんあります。でも、何となくジョージアに住み心地の良さを感じているのも事実。

ただし、これはバトゥミの話。

バトゥミには毎年戻ってきたいと思っているくらい好き。

もしジョージアに訪れることがあれば、トビリシだけではなく、ぜひバトゥミへ足を運んでみてください。