結論、Genki(ゲンキ)の医療補償は米国を含むすべての国において無制限で適用されます。
つまり、Genkiは医療費が高額の米国(やカナダ)に渡航予定の人におすすめの海外保険です。しかも月額費用もリーズナブル!
Genkiの特徴
- 保険料金は月額サブスク制(1ヶ月単位の加入のみ可)
- 30歳未満の保険料は月額48.30ユーロ(米国含む)
- 医療補償は無制限(歯科治療は最大500ユーロ)
- フライト遅延・ロスバケ補償なし
- 海外からでも入会可(待機時間14日あり)
米国は医療費が超高額です。そのため、クレジットカード付帯保険では不十分。さらに日本の保険サービスは月額料金が高額です。
Genkiでは、月額48.30ユーロ(1ドル=160円の場合、7,728円)で加入できます。しかも、入院/外来時の医療補償は無制限。その他の医療関係に関する補償内容も充実しています。
ちなみに、「米国に行く予定がない」「1ヶ月未満で保険日程をカスタムしたい」という場合は、Safety Wing(セーフティーウィング)がおすすめです。
≫ Safety Wingが海外ノマドに人気の理由とは?
※最短5日から保険日程を調整可能!
ただし、Safety Wingは医療補償の上限額は25万ドルのため、米国に行く予定がある方にはおすすめしません。あくまで米国以外の国に行く人向けの海外ノマド保険です。
本ページでは、米国渡航者必見のGenkiの料金プラン・補償内容について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Genki(ゲンキ)とは?
Genki(ゲンキ)は、海外保険サービスを提供しているドイツに拠点を置く保険会社です。以下の2種類の保険タイプを提供しています。
Genkiの保険タイプ
- Genki Native
→ 海外に定住している人向けの保険 - Genki Explorer
→ 海外を転々と生活している海外ノマド向けの保険
それぞれの保険タイプの違いは、以下のとおり。
Genki Nativeは、妊娠・出産・産後ケアなどの保険内容が充実しており、“その国に定住している人向け”の保険です。月額保険料も高めです。
一方、Genki Explorerは、海外ノマド向けに月額48.30ユーロから提供される保険です。
ちなみに、Genkiの保険プランには、米国を含むか含まないかのオプションはなく、全世界をカバーしています。ただし、月額料金は加入者の年齢によって異なります。
Genkiの月額料金
Genkiの月額料金は、年齢とオプションの有無によって異なります。詳しくは以下の表を参考にしてみてください。
20~29歳 | 30~39歳 | 40∼49歳 | 50∼59歳 | 60~69歳 | |
✅カナダと米国での補償限度額あり ✅1件につき50ユーロ控除あり |
48.30€ | 57.30€ | 72.30€ | 105€ | 168.30€ |
✅カナダと米国での補償限度額あり | 96.30€ | 105.30€ | 123.30€ | 162.30€ | 240.30€ |
✅1件につき50ユーロ控除あり | 96.30€ | 114.30€ | 156.30€ | 231.30€ | 378.30€ |
制限なし | 153.30€ | 174.30€ | 225.30€ | 315.30€ | 492.30€ |
※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
カナダと米国での補償限度額とは?
半年間にカナダおよびアメリカに滞在する期間を合計42日に制限することで、月額保険料を節約できます。
※「カナダとアメリカに滞在予定なし」もしくは「半年の滞在期間は42日未満」という場合、このオプションを付けましょう!
1件につき50ユーロ控除とは?
保険適用時に、1件あたり50ユーロを自己負担する仕組みです。たとえば、1,000ユーロの医療費の場合、50ユーロは自己負担としてお支払い、残り950ユーロの補償が適用されます。
なお、上記のオプションの有無、年齢にかかわらず、保険の補償内容は同じです。以下で詳しく解説します。
Genkiの補償内容詳細
Genkiの保険サービスでは、加入年齢、プションの有無にかかわらず、以下の補償が適用されます。
保険内容 | 保険限度額 |
入院および外来治療を含む治療 | 無制限 |
薬品、医薬品、包帯 | 無制限 |
歯の痛みを軽減するための治療 (簡単な詰め物および入れ歯の機能を修復するための修理を含む) |
500€ |
事故の結果として必要な歯科治療 | 1,000€ |
外来心理医療の初回対応 | 1,500€ |
初回発生の精神および心理的障害に対する入院緊急治療 | 20,000€ |
認定された緊急医療サービスによる次の病院への輸送費 | 無制限 |
被保険者を居住地に移送するための医学的に効果的かつ合理的な避難 | 無制限 |
死亡時の被保険者の遺体の本国送還 | 無制限 |
アメリカ滞在中のみ適用される免責額: 緊急治療室での治療の場合。 医学的必要性がある場合やその後の入院治療の場合は免除 |
無制限 |
医学的理由による海外延長滞在の場合の保険延長 | 90日間 |
※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
たとえば、29歳までの方なら月額48.30€(1€=160円の場合、7,728円)で、米国を含むすべての国で無制限の医療補償が受けられます。
また、カナダ・米国への渡航予定がない場合でも、月額48.30€で上記の補償内容であればかなりコスパが良いです。
ただし、Genkiは医療保険に特化した海外ノマド保険のため、所持品やフライト遅延・ロスバケなどの補償は付いていないことに注意しましょう。
Genkiの海外保険に加入する前に注意すべきこと
これからGenkiの海外保険を利用しようと考えている方は、最後に以下の注意点のみチェックしておきましょう。
Genkiの注意点
- 月額払いのサブスク制
- 14日間の待機時間あり
- 所持品の紛失/盗難の補償なし
- フライト遅延・ロスバケ補償なし
また、海外からの加入時、保険が適用されるまでに14日間の待機時間が設定されます。通常、この期間中は保険加入の手続きが終わっていても保険適用外となるのでご注意ください。
まとめ:Genkiは医療保険に特化した海外保険
米国を含む旅行の際の海外ノマド保険を選ぶ時、候補となる保険サービスは主に以下の4つだと思います。
米国対応の海外ノマド保険
- Safety Wing
- Heymondo
- World Nomads
- Genki
上記のうち、医療補償が無制限の保険サービスはGenkiだけ。
ただし、Genkiは月額払いのサブスク制の保険のため、旅行日程に合わせて保険日数を選択することができません。また、飛行機遅延やロスバケの補償、所持品の盗難/紛失の補償も付いていない点にご注意ください。
たとえば、「5日間だけ米国に行く予定がある」という場合の保険料を比較してみましょう。
保険料 | 医療保険(上限額) | |
Safety Wing | 18.65ドル | 25万ドル |
Heymondo | 28.72ドル | 500万ドル |
World Nomads | 53.36ドル | 500万ドル |
Genki | 48.30ユーロ | 無制限 |
※上記は保険期間5日間、加入年齢29歳として見積もりした保険料です。
旅行予定が数日であれば、保険期間に自由に設定できるHeymondoがお得です。医療保険は500万ドル(1ドル=150円の場合7億5,000万円)の上限が設定されていますが、米国の高額医療費にも対応できる十分な補償です。
詳しくは、海外ノマド保険『Heymondo』とは?補償内容・口コミを調査!のページを参考にしてみてください。
なお、最も保険料が安いのはSafety Wingですが、医療保険の上限額は25万ドルまで。渡航先に米国を含む場合はおすすめしません。
ただし、渡航先に米国を含まない場合、Safety Wingは最もコスパ良い海外ノマド保険サービスです。