2025年4月、イタリア・ヴェネツィア(ベニス)は入島税の本格導入が始まりました。これは日帰り旅行者を対象とした税制度であり、入島前にオンライン決済する必要があります。
※未納者には罰金が課せられます。
ヴェネツィア入島税の金額
- 入島日の4日前までに支払いを完了した場合:€5
- 入島日の3日前以降に支払う場合:€10
🔗 こちらの公式サイトで入島日を登録しオンライン決済を完了するとQRコードが発行されます。
早めに支払いすることで割引が適用されるので、旅の予定が決まったらすぐに手続きを済ませておきましょう。
なお、QRコート提示できなかった場合は罰金50~300ユーロ。
※駅やフェリー乗り場などでQRコードの提示を求められるようなんで、必ず携帯しておきましょう!
つまり、日帰り観光の場合は入島税の事前払い、宿泊者は免除申請を事前に完了させておく必要があります。
ちなみに、ヴェネツィアは今すぐ行くべき街です。あの世界に€5で入場できるなんて、めちゃめちゃ良心的。個人的には入島税€100でも行く価値ありだと思います!
📍Venice, Italy🇮🇹
ここは旅行観光に興味がない海外ノマドの僕でもワクワクする町でした😊
どこのお店も店員さんフレンドリーだし街も街並みも綺麗。まじでゴミ落ちてなくて観光客のマナーも良い感じ。しつこい客引きもいないし歩き煙草する人いないし散歩•観光しやすい。ヴェネチア最高だよ‼︎ pic.twitter.com/9DHPZt0Cio
— Taka@ティラナ (@tabinomad2021) August 11, 2024
本ページでは、入島税の対象期間や支払い方法、そして免除申請のやり方まで、旅行前に知っておきたいポイントをまとめていますので、是非参考にしてくてみださい。
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ヴェネツィアのゴンドラは現地のゴンドラ乗り場で予約なしで乗船できます。しかし、乗車料金は€90(約14400円)、現金払いのみ。
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でも、『klook』というチケット予約サイトで予約すれば、6840円でゴンドラ予約可能です(2025年4月時点情報)。
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ヴェネツィアの入島税とは?2025年4月から本格実施
ヴェネツィア市は、観光客の集中による混雑やインフラへの負担を軽減するため、2025年より入島税を本格導入しました。
この入島税は、日帰り観光客に対して課される「滞在料」のようなもの。現地に宿泊する旅行者や地元住民などは免除されます。
ただし、入島税が実施される日は2025年4月~7月の特定の日のみ。具体的なスケジュールは以下のとおりです。
2025年の入島税対象期間
- 4月:18〜30日
- 5月:1~4日、9~11日、16~18日、23~25日、30~31日
- 6月:1~2日、6~8日、13~15日、20~22日、27~29日
- 7月:4~6日、11~13日、18~20日、25~27日
入湯税は、各対象日の午前8時30分から午後4時までに、ヴェネツィア旧市街を訪れる日帰り旅行者が対象です。
【補足】ヴェネツィア本島外の島は入島税の支払い義務なし
2025年現在、以下の地域は入島税の対象外となっています。
入島税が適用されない島
- ムラーノ島(Murano)
- ブラーノ島(Burano)
- リド島(Lido di Venezia)
- ペッレストリーナ島(Pellestrina)
- トルチェッロ島(Torcello)
- サンテラズモ島(Sant’Erasmo)
- メストレ(Mestre)
- マルゲーラ(Marghera)
- ファヴァロ・ヴェネト(Favaro Veneto)
- キリニャーゴ=ゼラリーノ(Chirignago-Zelarino)
これらの地域は、ヴェネツィア市の本島外に位置しており、日帰り観光客に対する入島税の課税対象外となっています。
ただし、これらの地域からヴェネツィア本島の旧市街(中心部)に移動する場合は、入島税の対象となる可能性がありますので、ご注意ください。
ヴェネツィア入島税|免除対象者とは?
ヴェネツィアの入島税はすべての訪問者に課されるわけではなく、一定の条件に該当する場合は支払いが免除されます。
ただし、免除対象であっても事前登録とQRコードの取得は必須です。
ヴェネツィア市内(メストレ・マルゲーラを含む)に宿泊する旅行者は免除!
ヴェネツィア島、さらに周辺のメストレやマルゲーラといった近郊エリアのホテルに宿泊する旅行者は入島税が免除されます。
※入島税は宿泊しない日帰り旅行者が対象(14歳未満は免除)
ただし、宿泊する場合は各ホテル(Airbnb含む)で宿泊税(€1〜€5/泊)を支払う必要があります。宿泊税は宿泊施設の種類・ランク、所在地、滞在時期によって変動するようです。
その他の免除対象(地元の人)
以下に該当する方々も入島税が免除されますが、日本人観光客にはあまり関係のないケースです。
- ヴェネツィア市民、ヴェネト州在住者(地元住民向け)
- 旧市街に勤務・通学している人(仕事や学業で通う人)
- ローマ広場やトロンケットでの乗り継ぎのみを目的とした訪問者(クルーズ船や空港バスの接続など)
これらの方々も例外なく、免除を受けるにはQRコードの登録が必要です。
ヴェネツィア入島税の免除申請方法【スクショ付きで解説】
入島税の免除申請は「Venezia Unica」の公式サイトから行います。

公式サイトを開くと上記のようなページが表示されるので、少し下までスクロールしてください。
すると、「Exemptions(免除)」が見えてきます。「Go to Exemptions」をタップして、免除申請ページに移動しましょう。

続いて、「1 am a guest of …」の項目をタップします。これは、「私は旅行者です…」という意味です。

続いて、宿泊予定のチェックインびとチェックアウト日を入力してください。
※宿泊ホテルの情報は後ほど登録します。

続いて、「Request exemption(免除申請)」の項目をタップします。

宿泊予定のホテルのチェックイン日とチェックアウトを登録しましょう。
※宿泊ホテルの情報は後ほど登録します。

続いて、あなたの情報を登録します。以下の登録フォームに従って必要情報を登録し、最後に2つのチェック項目に✅を入れて「NEXT」をタップしましょう。

登録情報の確認画面が表示されます。
ここで、お連れ様がいる場合は、「ADD HOLDER」をタップして情報を追加します。お一人様の場合は、そのまま「NEXT」をタップしてください。

続いて、本人確認を行います。電話番号認証「PHONE」、またはメール認証「EMAIL」のいずれかを選択してください。

僕はメール認証を選択したので、以下のフォームに現在利用可能なメールアドレスをにゅうろくして「NEXT」をタップします。

すると、認証コードがメールアドレスに届くので、以下の入力欄に届いたコードを入力(コピペ)し、「CONFIRM OTP CODE」をタップしましょう。

以上で、入島税の免除申請が完了しました。
「DOWNLOD」もしくは「SEND EMAIL」をタップして、QRコードを取得してください。

以下のようにQRコードを取得できればOKです!

QRコードは印刷、もしくは画像保存しておき、いつでも提示できるようにしておきましょう。
ヴェネツィア島では、主要なフェリー乗り場だけでなく、係員が巡回しており、ランダムに旅行客にQRコードの提示を求めます。
もしこの時、QRコードを提示できなければ、仮に免除申請済みであっても罰金(€50~€300)が課せられるのでご注意ください!
\ゴンドラ乗船は事前予約でお得に/
ヴェネツィアのゴンドラは現地のゴンドラ乗り場で予約なしで乗船できます。しかし、乗車料金は€90(約14400円)、現金払いのみ。
※現地ATMのキャッシング手数料は高額です…
でも、『klook』というチケット予約サイトで予約すれば、6840円でゴンドラ予約可能です(2025年4月時点情報)。
※ヴェネツィアで最高の思い出を作ろう!
ヴェネツィア(ベニス)入島税のまとめ【2025年4月から本格導入】
2025年4月から、イタリア・ヴェネツィアでは入島税の本格導入がスタートしました。日帰り観光客を対象に、オンライン事前決済とQRコードの携帯が義務化されています。
旅行者が押さえておきたいポイントは以下のとおり。
ヴェネツィアの入島税まとめ
- 対象者:日帰りでヴェネツィア島を訪れる観光客(午前8:30〜午後4:00)
- 金額:4日前までの支払いで€5、それ以降は€10
- 支払い方法:公式サイトで登録・決済し、QRコードを取得
- 罰金:QRコード未提示で€50〜€300の罰金の可能性
- 宿泊者:入島税は免除されるが、QRコード取得は必須
- 対象外エリア:ムラーノ島やリド島、メストレなどは課税対象外
- 対象期間(4月~7月)
– 4月:18〜30日
– 5月:1~4日、9~11日、16~18日、23~25日、30~31日
– 6月:1~2日、6~8日、13~15日、20~22日、27~29日
– 7月:4~6日、11~13日、18~20日、25~27日
入島税の対象日は限定されていますが、事前準備が非常に重要です。旅行前に必ず登録・確認を済ませて、安心してヴェネツィア観光を楽しみましょう!
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