ジョージアのトビリシ空港には3社ほどの通信会社がSIMカードを販売するブースを設けていますが、その中でも最も利用者が多い赤い目印の「MAGTI」という会社のSIMカードについて紹介します。
- トビリシ空港で購入できるSIMカードは“ジョージア国内電話無制限付き”なので割高なだけ
- 同じプランのSIMカードを市内で購入しても価格は同じ
- ただし、市内のMAGATI店舗には“インターネットのみ”のSIMカードを購入できるため「通話は必要ない」という人にはお得
※空港では“インターネットのみのSIMカードが販売されていないだけ”です。
つまり、「空港だから高めの料金設定になっている」というわけではありません。
ネットが使えないとGoogleマップもタクシーの配車アプリ(Bolt)も使えないし、airbnbを予約している場合はホストとの連絡も取れないから大変です。
初めてジョージアに来る人は、万が一の時の保険として空港でSIMカードを購入しておくことをおすすめします。
\家族のために保険加入を忘れずに/
クレカ付帯保険があるから安心♪と思っている方は要注意!あなたのクレカで補償される傷害治療費用を今すぐご確認ください。
もし、限度額が100万円以下なら、以下のページを参考に保険加入をご検討ください。
※米国への渡航予定がない方は
Safety Wingがおすすめです!
【ジョージアのSIMカード】空港と市内の価格を比較
私はトビリシ空港にあるMAGATIのブースで「ジョージア国内電話無制限+インターネット3GB」のSIMカードを30ラリ(≒1,140円)で購入しました。
トビリシ空港で購入できるSIMカードのプランは以下の通りです。
空港で購入可能なSIMカード
- 価格:30ラリのプラン
→ インターネット:3GB
→ ジョージア国内電話無制限 - 価格:45ラリのプラン
→ インターネット:4GB
→ ジョージア国内電話無制限
→ 10分間国際電話無料 - 価格:60ラリのプラン
→ インターネット:無制限
→ ジョージア国内電話無制限 - 価格:120ラリのプラン
→ インターネット:無制限
→ ジョージア国内電話無制限
→ 60分間国際電話無料
※2022年時点の情報です。
※上記プランは30日間利用可能です。
※上記プランは変更されている可能性があります。
上記の通り、空港で購入できる一番安いプランの値段は30ラリです。
実は、同プランのSIMカードを市内にあるMAGATIの店舗で購入した場合、値段は同じ30ラリなんです。
つまり、トビリシ空港ではSIMカードの取扱いプランが少ないだけ、ということ。特に割高という訳ではないようです。
例えば、空港で一番安い3GB(30日)のプランで比較すると以下の通り。
空港で購入できるSIMカード
- 通話+Internet(3GB)のプラン
→ 30ラリ(≒1,140円)
市内で購入できるSIMカード
- 通話+Internet(3GB)のプラン
→ 30ラリ(≒1,140円) - Internet(3GB)だけのプラン
→ 9ラリ(≒342円)
※上記はMAGTIの例です。
※上記プランの利用期間は30日です。
「通話は必要ない」という人にとっては、空港で3GBプランを購入すると21ラリ損した気分になるかもしれませんね。
でも、21ラリを節約するためにWifiを使わずに空港から市内に行くのは不安過ぎませんか?土地勘がない異国で迷子になってしまうかもしれません。
SIMカードの購入をケチった後にタクシーでぼったくられたら…意味ありませんよね。
バスで市内のホテルに向かう場合も、Boltを利用する場合でも、どちらにしろSIMカードを購入しておいた方が良いでしょう。
なお、配車アプリ(ボルト) は、ジョージアでは必需アプリになるため事前にスマホにインストールしておくことをおすすめします。
≫ ジョージアでタクシー載るならBolt[ボルト]が便利!登録方法から使い方までスクショ付きで解説
【補足】市内のMAGTI店舗で購入できるSIMカードのプラン
一応、市内で購入する場合に選べるプランについてもご紹介しておきますね。
※でも、今回のジョージ渡航が初めての場合は空港で購入してくださいね。
MAGTIの店舗はジョージアのトビリシ市内のいたるところにあるため、適応に歩いていてもすぐに見つけることができます。
MAGATIの公式サイトにも以下のように店舗があるMAPが用意されているので確認してみてください。
もしくは、Googleマップに「MAGTI」と検索すると自分のいる一番近くの店舗を探すことができるでしょう。
※SIMカードの購入にはパスポートが必要!
MAGTI店舗に行くと、以下のパンフレットが置いてありますので、英語が話せなくても“指差し”でSIMカードを購入することができます。
パンフレットの中身はプラン毎の料金表になっています。
ちなみに、私が空港で購入した3GBプランは「COCKTAIL 30」というプランのようです。
※空港で購入した料金と同じ30ラリ(≒1,140円)
パンフレットを見ると、MAGATIの基本プランは以下の3つが提供されているようですね。
COCKTAIL 25 | COCKTAIL 30 | COCKTAIL 60 | |
UNLIMITED CALLS (無料通話) |
ジョージア国内無制限 | ||
UNLIMITED SMS/MMS (無料SMS/MMS) |
ジョージア国内無制限 | ||
インターネット容量 | 1,000MB (=1GB) |
3,000MB (=3GB) |
無制限 |
料金(30日) | 25ラリ (≒950円) |
30ラリ (≒1,140円) |
60ラリ (≒2,280円) |
※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
次に、パンフレットの裏側を見てみると、上記の「COCKTAIL〇〇のプラン」とは別に「INTERNET PACKAGES」のプランがあることが確認できます。
「INTERNET PACKAGES」は無料通話なしのインタネットのみのプランです。30日間の利用料金とインターネット容量は以下の通り。
料金(30日) | インターネット容量 |
5ラリ(≒190円) | 1,000MG(=1GB) |
9ラリ(≒342円) | 3,000MG(=3GB) |
12ラリ(≒456円) | 5,000MG(=5GB) |
30ラリ(≒1,140円) | 20,000MG(=20GB) |
上記の通り、インターネットのみのプランは激安ですね。
ちなみに、30日以内に契約プランのインターネット容量を使い切った場合は、MAGTIのアプリから上の表の4つのプラン、もしくはインターネット無制限プランを追加購入することができます。
実際に、MAGTIアプリからインターネット容量を追加する方法について解説します。
ジョージアでSIMカード購入後はアプリでインターネット利用状況を管理しよう
MAGTIのアプリをスマホにインストールしましょう。
MAGTIのSIMカードを購入すると、ジョージア国内の電話番号が1つ付いてきます。
MAGTIのアプリでは電話番号がログインIDになるため、忘れないようにメモしておきましょう。
MAGTIアプリでできること!
- インターネット容量残量の確認
- インターネット容量の追加購入
- 契約利用期間の確認
スマホにインストールしたMAGTIのアプリを開いてパスワード設定をすると、MAGTIのマイページにログインできます。
以下では、インターネット容量が無くなった、もしくは30日の契約期限が過ぎてネットに繋がらなくなった時にインターネット容量を追加購入する方法をスクショを見ながら解説します。
MAGTIアプリからインターネット容量を追加購入する方法
インターネット容量を使い切った場合、MAGTIアプリのトップページで「Internet 0MB」と表示されます。
もし、インターネット容量が残っているにもかかわらず、ネットに繋がらなくなってしまった場合は30日の契約期限が切れてしまったことが考えられます。
どちらの場合でも、インターネット容量を追加購入することですぐにネットに接続できるようになりますのでご安心ください。
では、上のスクショの「Internet 0MB」の部分をクリックしましょう。すると、以下のようなページが表示されます。
なぜマイナスになっているのかわかりませんが…とりあえず、インターネット容量を追加購入してネット回線を復活させるため「Buy」をクリックしましょう。
すると、以下のような購入プランが表示されます。
上記のプランから欲しい容量を選んで購入手続きします。今回は5000MB(=5GB)のプランを購入してみます。
「Buy」をクリックすると、以下のように購入プランの情報と支払い方法が表示されます。
今回は、クレジットカード払いをしたいので「Other card」を選択しました。
すると、「VISA/Mastercard」か「American Express」のどちらのカードを使うかを選択する項目が出てきます。
今回は「VISA/Mastercard」を選択しました。ちなみに、VISA/Mastercard/American Expressのデビットカードで支払うことも可能です。
次に、以下の入力フォームに従ってカード情報を入力しましょう。
- 12桁のカード番号
- カードの有効期限(月)
- カードの有効期限(年)
- セキュリティコード
※有効期限の入力は「月」の欄をクリックして入力、その後「年」の欄をクリックして入力してください。
カード情報の入力ができれば「→ PAY」をクリックして購入手続き完了です。
購入手続きが完了すると、以下のジョージア語の表示が出てきます。ちょっと何が書いているかわからないのですが、OKをクリックして大丈夫です(笑)
以下のスクショの通り、インターネット容量が更新されていることが確認できますね。
また、購入手続きが完了するとSMSで購入したインターネット容量と料金、そして有効期限の連絡が届きます。
これでネット回線が復活です。
ちなみに、容量を残して有効期限が過ぎてしまった場合、再度インターネット容量を購入すると、有効期限が切れた容量が復活します。
例えば、1000MG残して有効期限が過ぎた後、3000MGを追加購入すると合計4000MGの容量残高に更新されます。ただし、有効期限は追加購入した日から30日までです。
つまり、インターネット容量を残して有効期限が過ぎてしまっても、追加購入すれば翌月に繰り越し可能な仕組みになっています。
まとめ:トビリシ空港で30ラリのSIMカードを買っても損はない!
ジョージアのトビリシ空港では市内の店舗で購入できる“インタネットのみ”のSIMカードが販売されていません。
そのため、空港で購入できる一番安いSIMカードは“ジョージア国内通話無制限+3GB”のプランで30ラリ(=1,140円)です。
※同プランを市内で購入しても料金は同じです。
- ジョージアのSIMカードはMAGTIが一番繋がりやすくて人気
- トビリシ空港で購入できるSIMカードは“ジョージア国内電話無制限付き”
- 同じプランのSIMカードを市内で購入しても価格は同じ
- ただし、市内のMAGATI店舗には“インターネットのみ”のSIMカードを購入できるため「通話は必要ない」という人にはお得
- MAGATIのSIMカードを購入した後はアプリをインストールしよう
トビリシ空港到着後はバスもしくはタクシーで市内のホテルに向かいますよね。
- バス利用ならGoogleマップ必須!
- タクシーで行くなら配車アプリのBolt[ボルト]が必須!
※そこらへんにいるおじちゃんのタクシーは相場の4~5倍の料金を請求されるためご注意ください。
つまり、スマホのネット回線は必須なので「通話無制限は必要ない」と思っても“万が一の時の保険”と思って空港でSIMカードを購入しておくことをおすすめします。
空港で購入できる一番安いプランでも30ラリです。これはケチっちゃいけない出費だと思います。
以上です。
ジョージアへ渡航を考えている人の参考になれば幸いです。